明確な解法がない分野。イメージ力が攻略の鍵!
立体の展開図は、明確な解法がなく、イメージ力がモノを言います。実際の中学入試では、大問※として出題されることも多く、立体をイメージできないと、大問を全て落としてしまうケースも少なくありません。この分野では、いかにスムーズに展開図から組み上がる立体を思い浮かべられるかが、攻略の鍵を握ります。
※ 中学入試算数は4-7程度の大問で構成されることが多く、それぞれの大問に通常3-5程度の小問がある。
黒板や紙ではイメージが湧きづらい!
高度な空間認識力、イメージ操作力が求められるため、立体切断同様、対策が難しいと言われてきました。黒板や紙の上では、展開図から組み上がる立体を想像するのは至難の業で、多くの受験生にとって悩みの種となっています。イメージするためには、実際に組み上げてみることが何よりのトレーニングとなりますが、紙に展開図を描いて毎回組み上げていては、それだけで膨大な労力と時間を消費してしまいます。
時間をかけずに、大きな効果!
アニメーションやイラストを通して、イメージトレーニングを短い時間で繰り返し、さらに、立体問題全てに共通する面積・体積計算の考え方もマスターできます。必要最小限の問題を収録しているため、中学受験直前の時期でも取り組め、受験生にとって強力な味方となるアプリです。後半の問題では、中学入試レベルを超えたチャレンジ問題も用意しているので、楽しく進めるだけで高度な空間認識力やイメージ操作力が身につきます。
「究極の立体」シリーズ
開発の経緯
日本の中学入試算数には、純粋な思考力やイメージ力を問うような、趣深く素晴らしい問題が溢れています。本来、こうした問題に対峙し、紐解いていく行為は、知的なワクワクをともなう、エキサイティングな経験であるはずだと私たちは考えています。一方で、求められる思考力やイメージ力が高度であるため、これまでの紙や黒板での学習では、その成果は「生まれ持ったセンス」とされがちだったことも確かです。
私たちは、中学受験を選択するのであれば、小学生の有限で貴重な時間が、知的躍動を伴った、一生を彩る糧となる学習の時間に変わることを願っています。弊社代表・川島の中学受験の指導経験から、頻出にもかかわらず、黒板や一対一のアナログな指導では特に、子どもがイメージしづらく、躍動を感じにくかった立体図形の分野をテーマにしています。
1作目の「究極の立体<切断>」、2作目の「究極の立体<展開>」と、「究極の立体」シリーズは、アプリだからこそ、立体を手に取るように再現します。そのため、ドリルや問題集などの紙上で、大量の類題をこなしても身につくとは限らない、本質的な考え方を身につけることができます。このアプリを一問一問楽しみながら解き進めていけば、自然と空間認識力が育まれていきます。
今、世の中では、AIやビッグデータ、IoTが社会に浸透し、「第四次産業革命」が進んでいると言われています。中でも、AIを支えるディープラーニングの根幹にあるのは、正に数学です。数学は、人々の生活とも密着した、未来を創っていく学問でもあるのです。本シリーズを通して、子ども達が立体図形や数学の奥深さの一端に触れる機会を提供できればと思います。